13.ヤフオクでドブみたいなネクタイが来た話

今回はヤフオクで落札したネクタイが
クソドブみたいな商品だった話


オークションは夢がある。

憧れのブランドの商品が格安で買えたり
今では手に入らない激レアな物が買えたり

が、同時に素人同士の取引には
落とし穴や危険な橋を渡ってしまう事もある


ブランド品は偽物だったり
激レア品は思ったものと違ったり

写真とは明らかに違う商品だったりとね
ま、うまい話には落とし穴もあったりね。


会社で年に1回、スーツえお着る機会があって
僕はネクタイを探してました


以前から付けていたものがボロボロになったからです。
何気なくヤフオクを見ていると


好きなブランドの超カッコイイネクタイが
お安く売られてるじゃないか


年に1回着るか着ないかのスーツ
ネクタイも頻繁につけないし、新品を買うのはもったいない


そこにオークションの手軽な値段で
かっこいいネクタイ


僕は落札をしたのでした。
んで、届いてびっくり


「臭っ!!」
ネクタイからもう異臭が放たれておりました


それはもうヤニの匂いが染みついた
不快感極まるネクタイでした


喫煙所で生活してたのかな?
ってぐらいひどいもんでした


ネクタイの半分側は黄ばんでおり
これまた不潔感MAX


オークション出品時の画像では
絶妙に分かりにくい角度で撮ったものが使われておりました


まるで若者のインスタ。
盛って騙してきらびやかに。ある意味その努力は認めるべきか
と感心したくなるものでした


とはいえこのネクタイどうしたものか
ま、漂白剤で着け置き洗濯ぐらいしてみるか。。

話はそれからだ。
僕は洗面器にたっぷりの漂白剤を入れてその中にネクタイをぶち込むのでした
(ネクタイは型崩れ起こすのでたぶん洗わない方がいいです)


時は経ち翌日。
ネクタイの様子でもみるかーと洗面器を覗いた僕はびっくりしましたね。


「何、このドブ汁」


もうね、どぶ汁
真っ黒も真っ黒。


ドブ汁の中にあるであろうネクタイも確認できない

漆黒と言おうか。ブラックホールと言おうか
とにかく黒。


その後なんとか水洗いして救出したネクタイ
多少は綺麗になった?黄ばみくらいはとれたけど。。。


「臭っ!」


染みついた臭いはとれず。
こりゃダメだ。こんなドブを首元につけれるかよ。


そもそも、人前に出る時に中古のネクタイって失礼だよな。
その考えの僕に罰が当たったんだろうきっと


とは言え、こんな漆黒のドブネクタイ。
通称「ドブタイ」を世に放り出した


罪深き出品者はいかがなものか


出品ページには独自につけたであろう
商品ランクがあり、このドブタイはランク「A」らしい


Sランクが新品、Aは極美品らしい。
目も鼻も腐ってるらしい。


返品はもういいよ。関わりたくないし
そこまでの値段でもないし。


二次被害を防ぐ意味でも、せめて悪い評価でもつけとこう。

「商品Aランクとはとても思えません。
商品写真にはない部分で激しい黄ばみ有。
ヤニの匂いもかなりキツいです。残念です。」


するとなんという事でしょう
報復評価でこちらにも悪い評価がきました。


「記載にしておりますように、こちらの納得いかない悪い評価頂きましたので
こちらも同等の評価いたします。変更されればこちらも変更いたしますが
このままでも構いません。
若干スレや汚れダメージ等があるもののまだまだ使用可能なUSED品です」


まだまだ使用可能なときました。


この出品者様はネクタイをするような大事な場面でも
黄ばんだヤニドブ臭を首元から発してもなんとも思わないそうです


ゴミ屋敷にでも住んでるヤニカス廃人なのかな?


まぁね、ここで終わっても良かったんですけど
こんなしょうもない事で、こちらに悪い評価が付くのは面白くないですよね
評価を変更すれば、同じ評価に変更してくれるそうです。


ここは下手に出て、マウント取らせて
下から関節技決めようと思います。


と思って再度出した評価がコチラ
「オークションにおいて購入者にも要確認する責任があるのだなと
大変勉強させて頂きましたので、感謝の意を込めて
この評価とさせて頂きます。
商品は残念ながら私の認識では使用不可のものでしたので処分しました。
この度はご指導大変ありがとうございました。」


まさかの感謝スタイルで責める。
〆の言葉はご指導ありがとうございました。


でも、文中にはちゃっかり処分しました。ってジャブを入れるのも忘れません
そのあと一回ぐらいメッセージ来てたと思うんですが

出品者様の評価欄に
「汚れは個人の主観なのでこれ以上意見を出しあっても無意味です。
同等の評価と上記にありますが、結果悪い評価のままです。
私は返金も返品も要求してません。代金も支払い済みです。
それでも悪い落札者のようです。残念です。 」


とお返ししておきました。
その後、2日連続で数時間おきに


「同等の評価とありますけど?」みたいなラブコールを
送り続けると3日目には良い落札者となりました。


マメな男はモテるってね。
恥ずかしがってなかなか評価変えなかったんですかね。
かわいい出品者さんだこと。


とね。若干ねちっこい僕の性格も披露された事で
今日はおしまい。

 

競り合いのオークションは気持ちを焦りますが
よくよく確認しましょうね。では