22.入店リバース

突然ですが僕はキャバクラに行ったことがない。正確には一度行ったけど記憶がない。

 


今日はそんなお話。

 


元々が人見知りだし、仲良くなるのに時間がかかる。女性ともそんなに親しく話せるわけでもない。

そんな自分がわざわざお金を払って、飲めもしない酒を呑んでキャバクラにまで行くわけがない。行く理由が1つもない。

 


ただし、これが完全無料。となればどうか?

 


その日は前職場の方と楽しくお酒を飲んでいました。お酒もたいして強くはないんですが

久々の再会という事もあり場の空気もとてもよく、飲めないながらにもチビチビとお酒を頂いてました。

 


まぁ飲めないもんですから結構酔っ払いましてね。席から立ち上がると、おっとっとという感じでもう帰宅ルート、一択しかない状態だったんですが。

 


飲みの席も解散。またね!となった所で友人から、「キャバクラ行くから来ない?競馬勝ったから奢ってやるよ!」

って連絡がありました。

 


普段はそんな連絡滅多にないんですが

この日は何かのイタズラだったのですかね。

 

 

 

ギャンブラーが近くにいるとこういう事がたまに起こるんですね。ラッキー!

(お金貸してくれ系のギャンブラーとはお付き合いしないでおきましょう)

 


酔っ払っていた僕は正常な判断もできず

無料なら行ったるワイ!玉砕!

 


と意気揚々とお店の集合場所へと向かうのでした。

この辺まではまだ記憶があって、フラフラで向かっていてお店を普通に間違えたんですね。

 


キャバクラと言われているのに訳のわからない居酒屋に入店して、店員さんがめっちゃ迷惑そうな顔してたのを覚えています。

ゴメンなさい。

 


どうにかこうにかお店へ、友達と合流していざ入店。席に座ってお店の娘がきて

 


ドリンクはコーラ頼んだ気がしますね(笑)

もうなんかその時は頭ぐるぐるーって感じで

受け答えできてなかった気がします。

 

 

 

ドリンクが来て、一口飲んだ途端

「fgyゔぃksだごいこfbfpくぇーーーー!!」

 


よく口から放出する事を

マーライオンなんて表現しますが

 


よく考えられた表現ですね。

友人曰くほんとにマーライオンに見えたそうな。

 


というわけで入店から10分も経ってなかった思いますが。

 


12Rの激闘を戦い抜いた

ボクサーのようにヘロヘロな姿で

両脇を抱えられながら退店したそうです。

 


お店を出た出口でも

綺麗にマーライオンしたそうな

(どんだけ迷惑やねん)

 

 

 

その後タクシーにぶち込まれ帰路についたのでした。

これがねとある年の大晦日のお話なんですね。

酷い大晦日もあったもんだ。